2014年6月26日木曜日

ポジ

Dヲタは100%といっていいほど一眼レフカメラを持っており、パレードやショー中にお気に入りのキャラやダンサーを一日に何百枚も撮影します。
ただ撮影できればいいのではなくものすごいこだわりを持っていて、キャラやダンサーの「目線」をもらったり、ミキミニやドナデジの絡みを撮るために何時間も前からポジる(目当ての場所を確保する)のです。
この「ポジ」にはいくつかの種類がありますが代表的な例をご紹介しましょう。
①パレード停止における、ファースト、セカンド、サード
ランドのパレードは途中で停止してみんなで踊ったりすることがあります。動くフロートに乗って前後左右キョロキョロするキャラの目線を撮るのは至難の業。そこでチャンスなのが停止の時です。停止があるパレードは大体3回止まります。ファーストはパレードルートにすべてのフロートが出きったタイミング、つまり最後列はホンテ前です。
セカンドはミッキーの乗ったフロート(必ずしもではない)がシンデレラ城とワールドバザールを結んだ、ルートの丁度真ん中に来るタイミング。
サードは最前列がルートの終点、つまりトゥーンタウン内に来るタイミングになります。
この3回の停止のタイミングで全て回れれば良いですが、パレード中の混雑によりそう上手くは行きません。そこでオタがやるのはファースト→サードへの移動。ホンテやカンベア前から、トゥーンタウン方面は近いですし、ルートからは外れているので比較的移動が楽なのです。また、自分の好きなキャラや、ダンサーが目の前を通り過ぎて写真が撮れなくなったらすぐに移動するのが好ましいので立ち見で鑑賞することになります。座り見の状態で途中で立つのは出にくいですし他のゲストに迷惑ですからね。 
では、これはどういう意味かわかりますか?
「ファーストグポジ立ち見最前ポジった」
これが分かればあなたもDオタです。 

②シーのハーバーショー
シーにはメディテレーニアンハーバーを囲んで開催するショーがあります。ランドのパレードと違って、ほぼ360度周囲から鑑賞できるのが特徴です。ここでもまた、ミキ広、リド、ザンビ前など省略されたポジ用語が登場してきますが、ショーによってはミッキーが一度も陸に降りなかったり、キャラクターもダンサーもポジが固定していなかったりするのでお目当てのキャラやダンサーを長時間撮影することは難しくなってきます。陸で踊っているダンサーは立ち見最前列にポジらないと撮りづらいですし、座り見だと、バージに乗っているキャラやダンサーが撮れなくなってしまいます。
リドというのは、リドアイルという鑑賞スペースのことですがここは予め段差になっているところもあり人気で割とすぐに埋まってしまいます。ミキ広はミッキー広場というハーバーに出たところにある広めのスペースです。朝早くインして、他のゲストがトイマニに向かう中、突然広場のど真ん中に座りだした人がいればそれはポジっているのです。ミシカまであと何時間?6時間。でも待つんです。Dオタは。

③抽選なし、並んだ順に席を決められるタイプのショー
このタイプはランドのミニーオーミニー、シーのイースターインニューヨーク、ミスティックリズムなどが該当します。
並んだ順に好きな席に座れるので、とにかく早く行って並べば確実に希望のポジでゆっくり見れますが、パレードなどとは違って、並ぶ段階で人数をカウントされます。つまり、後で合流ができない、席取りが出来ないのです。じゃあずっとそこに並んでいなきゃいけないのか、そういうわけではありません。中に入る時間までに戻ってくれば列から抜けて何処かへ行っても問題ないですが、2人以上の場合はどちらか1人が残らなければなりません。そこでマナーの悪いDオタは、友達と来ても「お一人様」カウントで並び荷物を残して2人で何処かへ行ってしまいます。それだけならまだ許せますが、移動時間になっても戻ってこないケース。きっとパレードやグリに行っているのでしょう、正当に待っている間ゲストもいるのにずるいですね。(オタ用語で「悪徳常連」といいます)
話は戻りますが、ミニーオーミニーなどは中に入って席を選ぶ際は最初の方に限り前の人が席を決めてから次の人が入れるシステムになっています。
前に並んでいた人が自分の目当ての席に座ってしまうとショックですねー実はここでもオタ間のやりとりがあるんです。例えば、自分は前の人がミニオタと知っています。しかし前の人が座る前に最前中央ブロックが埋まってしまった。(このショーはミニーが主役なので中央に座りたい)二列目中央に座るか右か左の最前にいくか迷っているだろう。自分は左に座りたい。そこで前の人に、「最前中央埋まっちゃいましたね、私左行きたいんですけどいいですか??」と直接聞いたりするんです。すごいでしょう。本当にすごいコミュニケーション力だと思います。


その他、抽選ありのショーや、子供向けの小さいステージショーなど色々ありますが、とにかくDオタは待つということをいとわないのです。 
例えその日朝雨が降っていても、ショーの時間には止むことを信じて待つのです。

でも、先ほども述べたようにたまにマナーの悪い方もいます、残念ながら。
自分のポジを邪魔されたくないがために子供1人2人入れるスペースをガードしたり、無駄にレジャーシートを広げてくつろいだり。

年間パスポートを持っていないゲスト、遠方からでなかなか来られないゲスト、初めて来たゲスト、毎日たくさんのいろんなゲストが来園します。そんな中で、年間パス持ちの常連がしなければならないことは彼らがより素晴らしい経験をしてまた来たいと思ってくれるようサポートすることなんじゃないでしょうか。
もちろん自分でお金を払って来ているのだから何をしてもその人の自由です。でもちょっとくらい、たまには小さなお子さんやファミリーを優先させてあげてもいいんじゃないでしょうか。
東京ディズニーリゾートのサービス、品位は世界でも最高クラスだと思います。だからこそゲストの質も求められる。ディズニー界の日本代表として頑張って欲しいと思っています。(勝手に)

ポジの話からマナーの話になってしまいましたが、どんなオタの話をしてもマナーの話につながってしまう。ということです。






2014年6月24日火曜日

ダンオタ

いきなりですが今回はダンオタ(ダンサーオタク)について書きます。なぜか、私の身近なディズニー友達がそうだからです。
舞浜において、ある人たちにとってはダンサーはキャラと同じくらい、いやそれ以上に魅力的なものです。私の身近なダンオタたちを観察して分かった彼らのすごさは次の通り。

・推測力
彼らは追っている(お気に入りの)ダンサーを拝むために自らの経験とデータに基づいてものすごい推測をしているのです。
ダンサーは基本的に週休2日シフト制なので、誰がどのショーまたはパレードに何回目にどこのポジションで出演するのか知っておかなければお気に入りのダンサーをベストポジションで拝むことはできません。しかし、もちろんそのシフトは公表はされていません。そしてダンサーの氏名なども普通は知りえません。そこでダンオタの情報源となっているのが2ちゃんの掲示板です。そこに「ポジ報」(ポジション報告)というスレがあり、その日そのショーを見た誰かが、「だれがどこのポジションだったか」を書き込むのです。そこになぜか本名で書かれているのかはおそらくたまたま知った誰かが書き込み始めたのでしょう。
私の知人ですごいのは、一週間、一か月のポジションから、自分の行く日のポジションを予測するのです。本人いわく、規則性があるらしいのですが全然さっぱり理解できません。
また、一日複数回行われるショーによってはAシフ、Bシフ、オールなど一日の中でも何回目に出るのか推測しなければならない場合もあります。昨日Aだったから明日はオールとか、、、たまにオフ出という本来ならばオフの日でいないはずなのに誰かの代わりに出ていたり、その逆の場合もあります。外せば地獄、当たれば天国というところでしょうか。

ちなみに彼らは自分が追っているダンサーのドンピポジを完全に把握しています。
今日はどのポジで出るからどのブロックの何列目に座ればいいとか、全部覚えています。
顔が見えれば少し外しても写真は撮れますが、ショーによってはマスクをしていて顔が分からない場合もあります。その時は身長やスタイル、動きや位置で確認するしかありません。
とにかく彼らは日々頭を使っているのです。

 ・追いが出てないなら見ない
彼らは、追っているダンサーが出ていないと分かるとそのショーやパレードはみません。帰ります。
そもそもダンサーが出てないと分かっている日には舞浜に行きません。彼らもオフなのです。
例えば、ダンオタの友人とあるショーに並んでいた時のこと。前には数組並んでいましたが、前の回の公演に追っているダンサーが出ていないと分かると、せっかく何時間も待ったのに列から抜けてどこかへ行ってしまいました。
と思ったら次の次の回の列に並んでいました。つまり1、2回目には出ないとわかったが、3回目はもう人がいっぱい並んでいて希望の席では見れないのでその次に並んだということです。これで、朝から晩まで同じ場所で待ち続けるということになります。そんなの絶対無理。いや、彼らにとってはそれが普通なんです。もちろん年間パスポートがあって毎週来てるからできることです。

・被り排除
これは一部の残念なオタに限りますが、あるパレードにポジろうとした友人が言われたこと。
「〇〇さんなら隣は無理なんで。」 
訳すと、
「〇〇さん(というダンサー)目的なら、隣には座らないでください。」という意味です。
つまり、自分の隣に「被り」つまり同じダンサーを追っている人が座ってしまうと邪魔なんです。
なぜ邪魔かというと、ファンサ(ファンサービス:目線、ポージング、手遊びなど)を独り占めできないからです。これ、何も知らない人が聞いたら〇〇さんて誰だよ!って話ですよね。
もちろん、誰にでも言うわけではありません。それを言った人は前の回で、友人が同じダンサーを追っていたのを見ていたんです。なんという観察力、そしてライバル意識。
友人も自分が見られていたのを知ってておとなしく別の場所に移動したそうですが、、、、

Dオタには「被り」が嫌いな人はたくさんいます。勝手にライバル意識を持って勝手に対抗してればいい話ですけど、人を巻き込むのはよくないですね。くだらないし幼稚です。

・外部公演 
ダンサーは舞浜以外でダンス教室をやっていたり、ダンスチームに入っていたりすることもあります。中にはブログをやっていて、外部公演の情報を得ることができる人もいます。
行ってみればそこにもディズニーのバッグと一眼を持ったダンオタばかりいるとか。
外部公演は舞浜と違って、ダンサーたちと直接触れ合えるチャンスなので、プレゼントを渡したり喋ったり、2ショット写真を撮ったり。アイドルの握手会みたいなものですね。
なにより自分の名前と顔を覚えてもらえることで、舞浜でのファンサがされやすくなるわけです。なるほど。

・自己主張
外部公演などで自分を覚えてもらったらあとはひたすらアピールするわけです。
最近は気づいてもらいにくい夜のショーであらかじめ伝えておいた色のペンライトを振ってアピールし、こっちを向いてくれたところを写真に収めるという業が流行しているそう。先日斜め前の女性がピンクのペンライトを持ちながら撮影していてなんだろうと思っていたら横や後ろにも違う色のペンライトを振っている人がいました。みなさん良く考えますね。ライトの色なんて数限れると思いきや、2色を組み合わせたりしているそうです。すごいですね。
ただ、基本的にショーやパレードはほかのゲストの邪魔になるようなことはNGですのでそこは気を付けましょうね。

他にもいろいろ興味深い点はありますが、
とにかく彼らはものすごい情熱と根性を持って舞浜に毎週足を運んでいるのです。

上記で挙げた友人というのは女性ですが、もちろん男性のダンオタもいっぱいいます。
可愛い女性ダンサーはいっぱいいますからね。ストーカーとかないといいですけどね。

ちなみに私はダンオタではありませんが、ダンサーは好きです。生まれ変わったらなりたいものの一つです。素敵な衣装を着て大好きなディズニーの音楽に乗せて踊りたい。
今からでも遅くないでしょうか・・・・



2014年6月22日日曜日

Let it go

私はこれからこのブログで自分が感じたありのままのディズニーのリアルについて書きます。
少々批判的な部分もあるかもしれませんがそれはすべて実際にあったことに基づいています。
いわゆる一つの人間観察記のようなものです。