ただ撮影できればいいのではなくものすごいこだわりを持っていて、キャラやダンサーの「目線」をもらったり、ミキミニやドナデジの絡みを撮るために何時間も前からポジる(目当ての場所を確保する)のです。
この「ポジ」にはいくつかの種類がありますが代表的な例をご紹介しましょう。
①パレード停止における、ファースト、セカンド、サード
①パレード停止における、ファースト、セカンド、サード
ランドのパレードは途中で停止してみんなで踊ったりすることがあります。動くフロートに乗って前後左右キョロキョロするキャラの目線を撮るのは至難の業。そこでチャンスなのが停止の時です。停止があるパレードは大体3回止まります。ファーストはパレードルートにすべてのフロートが出きったタイミング、つまり最後列はホンテ前です。
セカンドはミッキーの乗ったフロート(必ずしもではない)がシンデレラ城とワールドバザールを結んだ、ルートの丁度真ん中に来るタイミング。
サードは最前列がルートの終点、つまりトゥーンタウン内に来るタイミングになります。
この3回の停止のタイミングで全て回れれば良いですが、パレード中の混雑によりそう上手くは行きません。そこでオタがやるのはファースト→サードへの移動。ホンテやカンベア前から、トゥーンタウン方面は近いですし、ルートからは外れているので比較的移動が楽なのです。また、自分の好きなキャラや、ダンサーが目の前を通り過ぎて写真が撮れなくなったらすぐに移動するのが好ましいので立ち見で鑑賞することになります。座り見の状態で途中で立つのは出にくいですし他のゲストに迷惑ですからね。
では、これはどういう意味かわかりますか?
「ファーストグポジ立ち見最前ポジった」
これが分かればあなたもDオタです。
②シーのハーバーショー
シーにはメディテレーニアンハーバーを囲んで開催するショーがあります。ランドのパレードと違って、ほぼ360度周囲から鑑賞できるのが特徴です。ここでもまた、ミキ広、リド、ザンビ前など省略されたポジ用語が登場してきますが、ショーによってはミッキーが一度も陸に降りなかったり、キャラクターもダンサーもポジが固定していなかったりするのでお目当てのキャラやダンサーを長時間撮影することは難しくなってきます。陸で踊っているダンサーは立ち見最前列にポジらないと撮りづらいですし、座り見だと、バージに乗っているキャラやダンサーが撮れなくなってしまいます。
リドというのは、リドアイルという鑑賞スペースのことですがここは予め段差になっているところもあり人気で割とすぐに埋まってしまいます。ミキ広はミッキー広場というハーバーに出たところにある広めのスペースです。朝早くインして、他のゲストがトイマニに向かう中、突然広場のど真ん中に座りだした人がいればそれはポジっているのです。ミシカまであと何時間?6時間。でも待つんです。Dオタは。
③抽選なし、並んだ順に席を決められるタイプのショー
このタイプはランドのミニーオーミニー、シーのイースターインニューヨーク、ミスティックリズムなどが該当します。
並んだ順に好きな席に座れるので、とにかく早く行って並べば確実に希望のポジでゆっくり見れますが、パレードなどとは違って、並ぶ段階で人数をカウントされます。つまり、後で合流ができない、席取りが出来ないのです。じゃあずっとそこに並んでいなきゃいけないのか、そういうわけではありません。中に入る時間までに戻ってくれば列から抜けて何処かへ行っても問題ないですが、2人以上の場合はどちらか1人が残らなければなりません。そこでマナーの悪いDオタは、友達と来ても「お一人様」カウントで並び荷物を残して2人で何処かへ行ってしまいます。それだけならまだ許せますが、移動時間になっても戻ってこないケース。きっとパレードやグリに行っているのでしょう、正当に待っている間ゲストもいるのにずるいですね。(オタ用語で「悪徳常連」といいます)
話は戻りますが、ミニーオーミニーなどは中に入って席を選ぶ際は最初の方に限り前の人が席を決めてから次の人が入れるシステムになっています。
前に並んでいた人が自分の目当ての席に座ってしまうとショックですねー実はここでもオタ間のやりとりがあるんです。例えば、自分は前の人がミニオタと知っています。しかし前の人が座る前に最前中央ブロックが埋まってしまった。(このショーはミニーが主役なので中央に座りたい)二列目中央に座るか右か左の最前にいくか迷っているだろう。自分は左に座りたい。そこで前の人に、「最前中央埋まっちゃいましたね、私左行きたいんですけどいいですか??」と直接聞いたりするんです。すごいでしょう。本当にすごいコミュニケーション力だと思います。
その他、抽選ありのショーや、子供向けの小さいステージショーなど色々ありますが、とにかくDオタは待つということをいとわないのです。
例えその日朝雨が降っていても、ショーの時間には止むことを信じて待つのです。
でも、先ほども述べたようにたまにマナーの悪い方もいます、残念ながら。
自分のポジを邪魔されたくないがために子供1人2人入れるスペースをガードしたり、無駄にレジャーシートを広げてくつろいだり。
年間パスポートを持っていないゲスト、遠方からでなかなか来られないゲスト、初めて来たゲスト、毎日たくさんのいろんなゲストが来園します。そんな中で、年間パス持ちの常連がしなければならないことは彼らがより素晴らしい経験をしてまた来たいと思ってくれるようサポートすることなんじゃないでしょうか。
もちろん自分でお金を払って来ているのだから何をしてもその人の自由です。でもちょっとくらい、たまには小さなお子さんやファミリーを優先させてあげてもいいんじゃないでしょうか。
東京ディズニーリゾートのサービス、品位は世界でも最高クラスだと思います。だからこそゲストの質も求められる。ディズニー界の日本代表として頑張って欲しいと思っています。(勝手に)
ポジの話からマナーの話になってしまいましたが、どんなオタの話をしてもマナーの話につながってしまう。ということです。
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